「東ティモール」という国の名前を聞いたことがありますか?
東ティモールは、平均年齢が18.8歳で国民の約7割が30歳以下という若い力があふれる国です。海は透明度が高く、人気のダイビングスポットにもなっています。インドネシア・バリ島の東方、ティモール島の東部分に位置しています。島の西部分はインドネシア領、南にはオーストラリアがあります。ちなみに、日本と時差がありません。
アジアでいちばん新しい国、東ティモール
ティモール島は16世紀にポルトガル人が上陸して以来、政治、経済、文化などあらゆる面でポルトガルの影響を強く受けてきました。19世紀半ばには、覇権を争っていたオランダとポルトガルで小さな島が分割され、ティモール島の西側はオランダ領、東側はポルトガル領となりました。第二次大戦後、西側はインドネシアの一部として独立しましたが、東側はポルトガル領のままとなったことをきっかけに、独立の動きが強まりました。1975年に東ティモール民主共和国の独立宣言を行ったのちにインドネシア軍による侵攻を受け、1999年にようやく国連監視の下での住民投票を経て、2002年に東ティモール民主共和国として正式に独立を果たしました。今なおアジアの最貧国の1つとされています。
独立してから、まだ「17」年。新しいこの国の明るい未来を、ぜひ応援してください!
東ティモール基礎データ
国名:東ティモール民主共和国(Republica Democratica de Timor-Leste)
面積:約1万4,900平方キロメートル(東京、千葉、埼玉、神奈川の合計面積とほぼ同じ)
首都:ディリ
人口:約118.3万人
言語:テトゥン語(公用語)、ポルトガル語(公用語)、インドネシア語ほか
宗教:キリスト教99%(カトリック98%、プロテスタント1%)イスラム1%
通貨:米ドル
主要産業:コメ、とうもろこし、イモ類、ココナッツ等の農業 輸出用作物として、コーヒー